Nature New Zealand

魅力たっぷり、ニュージーランド!

ニュージーランドのおいしい食べ物

ニュージーランドの美味しい食べ物

ニュージーランドの食べ物と言えば、おいしいラム肉のイメージが強いかと思います。もちろんニュージーランドのラム肉は最高ですが、その他にもたくさんの美味しい食べ物があります。
観光などでニュージーランドを訪れる際にはぜひお試しあれ!

ニュージーランドの美味しい食べ物

肉類

・ラム肉

ラム肉の写真

ニュージーランドと言ったらやはりラム肉です。この写真はラムラックという部位でラム肉を味わうならこちらが定番メニューとなります。
これは私が調理したものですが、レストランであれば骨1~2本ほどの大きさでカットされて出てきます。

その他、ラムシャンクといってこちらも骨付きの場合が多いですが、長い時間煮込み、骨からすぐ離れる状態まで調理したものもありますし、ソーセージなどもあります。

・牛肉

ステーキ肉の写真

ニュージーランドでは肉牛に、牧草をエサとして与えています。日本やアメリカは穀物が多いと思います。
より赤身の多い肉が特徴となり、日本の高級肉のようにさしの入った脂身たっぷりの牛肉とは違う、もっと肉厚でボリューム感のある牛肉を食すことができます。
定番メニューはステーキです。
レストランで注文するときは焼き方の他に、ソースの種類や付け合わせの野菜などのチョイスもあったりします。
ニュージーランドでBBQをする場合もこのステーキ肉は定番になります。

・シカ肉

シカ肉は英語でVenison(ベニソン)と呼ばれますが、日本でもジビエとして知られているかもしれません。
ニュージーランドにはシカ牧場もあり、主に肉用として飼育されています。
シカ肉のメニューとしては、写真のようなステーキや煮込み料理などがレストランで提供されています。
手軽に試してみたいという方はパイがおすすめです。
シカ肉にはアミノ酸などのうまみ成分が豊富に含まれており、脂身が少ないですのでヘルシーなお肉になります。

・豚肉

お肉の写真

ニュージーランドで家畜はほとんど放し飼いなんですが、豚だけは小さな小屋があります。
味としては日本の豚肉に比べてちょっと薄味に感じるんですが、レストランでよく見かけるメニューには「ポークベリー」が使用されたものが多いです。
ポークベリー」というのは豚バラ肉の脂身の部分で、こってりしているので付け合わせにはアップルソースが使われています。
日本では豚バラ肉の脂身の部分のさらに外側にある分厚い皮のようなものは取り外されていますが、ニュージーランドではそれも込みで販売されています。
この部位をパリパリに調理したものもとてもおいしいです。

・鶏肉

外国では写真のような丸ごとの鶏もたくさん販売されています。スーパーでは調理済みのもの、味付けだけされたもの、そのままのものと、チョイスがたくさんあります。
ニュージーランドの鶏肉はとても柔らかいように感じますし、値段も肉の中では一番安いですので家庭料理にピッタリです。
最近では鶏肉の専門店などもあり、おいしいチキンバーガーを食すこともできます。


※鶏肉や卵ですが、ニュージーランドでは「フリーレンジ」といって放し飼いのニワトリですよ、という表示がされたものも売られており、もちろん値段は高くなります。
海外では定番なのですが、家畜たちにストレスをなるべく与えないで育てることでより栄養価が高く、味もおいしくなると言われています。
フリーレンジの他に「ケージフリー」というものもあり、ニワトリの人口密度によって変わるみたいです。

海産物

・フィッシュアンドチップス

ニュージーランドで手軽に食べられる魚料理と言ったらやはり「フィッシュアンドチップス」です。
バッターと呼ばれる小麦粉やビール、水などを混ぜて作った衣をつけてきつね色に揚げた魚はとてもジューシーで、ビールにもよく合います。
魚と一緒にチップス(フライドポテト)がたっぷりついてくるので食べきれないことも。
安いものだと魚のフライが1つとチップスのセットで$10くらいで食べることができます。

魚はお店によって種類や値段が違いますが、だいたいあるのは「ホキ」という日本ではよく冷凍食品の魚のフライなんかに使われている種類で、これは安いです。
ちょっと値段がしますが、ニュージーランド沖でしか獲れない「ブルーコッド」というタラの仲間もおいしいですのでオススメです。
また、近所のフィッシュアンドチップス屋さんにあるのが、「オレンジラフィー」という魚でキンメダイと同じ仲間の魚が個人的にはふわっとしており、好きです。

・クレイフィッシュ

クレイフィッシュの写真

これはなかなか聞いたことのない名前かもしれませんが、伊勢えびのような感じをイメージしていただくと良いと思います。
写真のように豪快に出てきます。
値段は全然お手頃ではありません。時価になるのでその日によって変わってきます。
たくさんのハーブやバターでグリルされたクレイフィッシュは白ワインとよく合います。
レストランによりますが、グリルにするかボイルにするかなど、調理法を選ぶことができるところもあります。
中華料理ともよく合うので、中華レストランに行ってもおいしく食べられます。

・ブラフオイスター

ブラフオイスターの写真

ニュージーランドに来たらこのブラフオイスターはぜひ試してもらいたい。
ブラフというのは南島最南端にある小さな町の名前で、この町でしか獲ることのできない牡蠣であるということでこの名前になっています。

とってもクリーミーで日本で食べる牡蠣とは違う食感が楽しめます。
牡蠣の生食はもともと苦手だったんですが。ブラフオイスターはペロリと食べられてしまいます。

レモンと少しの塩でいただくのがベスト。その他、白ワインビネガーやコショウも合います。

生食が苦手な方は、衣をつけたフライなどもあります。火を通してもクリーミーなのは変わりません。

ブラフオイスターの時期は限られており、毎年3月くらいからレストランやスーパーなどで見かけるようになります。
冬シーズンが旬の時期なのでだいたい8~9月まで食べることができます。

・ムール貝

ムール貝のグリルの写真
ムール貝のブルーチーズソースの写真

ムール貝は英語で「mussel(マッスル)」と呼ばれますが、ニュージーランドの名物のひとつです。
オイスターよりも安価でみんなでシェアして食べるのには最適です。

白ワインで蒸してハーブやガーリックがトッピングされているものや、クリーム系のソースがかかったものなど、味もいろいろ楽しめます。

南島の北部にあるHavelockという小さな町は、ムール貝の町と呼ばれており、ムール貝の養殖が盛んに行われています。
その小さな町にある「The Mussel Pot」というムール貝専門のレストランはとても有名です。
私は1度しか行ったことがありませんが、グリルとブルーチーズソースのムール貝を注文していただきました。ビールが良く合い最高です!

スーパーにもムール貝はよく売られているので、殻付きのものを購入し、白ワインとガーリック、バターで蒸して簡単に調理もできます。

・サーモン

サーモン丼の写真

ニュージーランドではサーモンもとても有名です。脂がのっており、お刺身でもグリルでもおいしくいただけます。

レストランなどのお店で出されるサーモンやスーパーで売られているものというのはすべて養殖のサーモンになります。
これはニュージーランドの「川や湖で釣ったサーモンを売りに出してはいけない」という法律に基づいたものになります。


ニュージーランドの釣りのシーズンは限られており、9~4月くらいになりますが、釣ったサーモンやマスはもちろん自分で食べることができます。

写真にあるのはテカポにある有名な日本食レストラン「湖畔レストラン」のサーモン丼です。ボリュームたっぷりで、脂ののったサーモンをたらふくいただくことができます。
また、個人的におすすめなのが「納豆サーモン丼」です!普通のサーモン丼には美しい形に切られたサーモンがのせてありますが、納豆サーモン丼にはその切れ端などが漬けのような感じで味付けされ納豆とミックスされたものがのっています。
ニュージーランドに住んでいると納豆がとても高く、あまり買うことができないのでさらにうれしさが増します!

・シーフードチャウダー

シーフードチャウダーの写真

シーフードチャウダーもニュージーランドで有名なメニューのひとつです。
クラムチャウダーは日本ではよく耳にするかもしれませんが、クラム(あさりのような貝類)だけでなく、ムール貝、白身魚など様々なシーフードが入ったクリーム系スープです。

提供されるスープ類は量が結構多く、通常はチャバタやフォカッチャなどのパンがサイドについてくるので、そこそこお腹いっぱいになります。


シーフードチャウダーには白ワインもしくはロゼワインがとても合います。何が合うのかわからない時は、ぜひそのお店でおすすめを聞いてみてください。

野菜

・クマラ

クマラはマオリ語になりますが、サツマイモのような野菜です。中身は黄色だったりオレンジのものが多いです。

サツマイモと同じように調理もできるし、昔マオリの人たちは伝統的な料理「ハンギ」という石を使った蒸し料理でよく食べられていたそうです。

フライドポテトをイギリス系の国ではチップスと呼びますが、クマラを使用して作られたクマラチップスは絶妙な甘みでとても美味です。

・パースニップ

これはあまり聞いたことがない野菜かもしれません。私も海外に出るまで全く聞いたことも見たこともありませんでした。
スーパーで白いニンジンのようなものが売られており、海外には白っぽいニンジンがあるんだなぁくらいに思っていたんですが、これがパースニップという野菜でした。

ニンジンと違い、茹でてローストして食べることが多いかと思います。スーパーではポテトチップスの近くに野菜チップスも少し売っており、たまにパースニップのチップスも見かけます。これが結構おいしいのでおすすめです!

乳製品

・牛乳

牛肉のところでも触れましたが、ニュージーランドでは牛は穀物ではなく牧草で育てられており、牛乳の味もちょっと違います。

脂肪分が多いわりにはあっさりとした味わいで、ラテやカプチーノを作るととてもおいしく感じます。
日本と同じように低脂肪の牛乳も売られています。

また粉ミルクも売られており、日本では低脂肪のものがほとんどなのに対し、ニュージーランドでは普通の牛乳のパウダーと低脂肪のもの、2種類あります。
キャンプやハイキングなどでも重宝しますし、あまり牛乳の消費が多くないけどたまにほしいという方にもおすすめです。

・ヨーグルト

ニュージーランドのおいしい牛乳を使って作られたヨーグルトももちろん美味です。ヨーグルトは基本的に日本よりも大きい容量で売られています。
大きいサイズのものは1㎏、4~6個パックも日本のものよりも大きいです。

また粉状のヨーグルトに水を加えて溶かし、沸かしたお湯をその外側に入れて一晩置くとヨーグルトになっているという商品もあります。
こちらは専用の容器が必要になりますが、工夫すれば容器がなくてもできるのではないかと思います。

・チーズ

チーズの盛り合わせの写真

牛乳もヨーグルトもおいしいということは、もちろんチーズも最高です!
スーパーではたくさんの種類のフレッシュチーズが並んでおり、何を買うか迷ってしまいます。

日本でもよく知られるカマンベールやブリー、ブルーチーズもあるし、焼いて食べるチーズ、ハロウミチーズもおすすめです。

プロセスチーズも日本と違い大きなブロック(1㎏ほど)のものも売られています。
普通のチェダータイプのものが3種類ほど、スイスチーズやモッツァレラチーズもあります。

レストランやワイナリーに行くと、写真のようなチーズの盛り合わせがメニューにあるので様々なチーズを楽しめます。
クラッカーやパンがついてきたり、フルーツのジャムのようなもの、チャツネやドライフルーツなどが一緒にのってくるのでいろいろな組み合わせで食べることもできます。

デザート

・パブロバ

パブロバの写真

ニュージーランドのデザートといったら「パブロバ」です。
メレンゲで作ったふわふわしたケーキになります。

お店によって味や食感が変わってきますが、私の一番お気に入りのパブロバは、クイーンズタウンに今はなきレストラン「ブリタニア」のものでした。
写真はブリタニアのパブロバです。

生クリームとキウイなどのフルーツソースがトッピングされています。

パブロバはイギリス系の国の伝統的なデザートになりますので、家庭でも作ることができます。私はまだ挑戦したことがありませんが、知り合いでとてもおいしいパブロバを作れる方がいます。

その他番外編

・パイ

ニュージーランドのソウルフードと言っても過言ではないのがパイです。

ほとんどがミートパイになりますが、手のひらサイズの大きなパイが1個だいたいNZ$7~8で買うことができます。

牛肉ならステーキパイ、豚肉ならポークベリーパイ、鶏肉ならクリーミーチキンパイなどがあり、シカ肉のベンソンパイを売っているところもあります。
ベーコンエッグやマッシュルームが入ったものなどもあり、種類がとても豊富でボリューム満点です。

テアナウにある「マイルズベターパイ」という小さなパイショップは結構有名で私もお気に入りです。
だいたいすべてのパイを試したことがありますが、中でもシーフードパイがおすすめです。

・ファーグバーガー

ファーグバーガーの写真

ハンバーガーはニュージーランドではよく見るメニューになりますが、クイーンズタウンにもし来る機会があったらぜひおすすめなのが「ファーグバーガー」です。

旅行本にも必ず載っているとは思いますが、私もここのハンバーガーはとても好きなので敢えてご紹介したいと思います。

写真にもありますが、大きくてボリュームたっぷりのハンバーガーです。

ファーグバーガーのお隣にはファーグベーカリーがあり、ここで作られたバンズを使用しています。

中のお肉パテも分厚くてとても食べ応えがあります。

普通のハンバーガーからベジタリアン向けのお肉を使わないハンバーガーまで様々なメニューがあります。

普通のタイプのハンバーガーのメニューが「ファーグバーガー」という名前で、お肉をダブルにしたり、チーズの種類もチェダーチーズ、ブリーチーズ、スイスチーズ、ブルーチーズの中から選ぶことができます。
私のおすすめは断然ブルーチーズです。

また、柔らかいステーキが挟まった「ブルズアイ」というハンバーガーもおすすめです!こちらお値段は他のハンバーガーよりちょっと高いんですが、お肉がホントに柔らかくて最高です。

ハンバーガーと一緒にチップス(フライドポテト)もぜひ頼んでみてください。
他のお店と違うもっとクリスピーで味のついたチップスにアイオリソースをつけてもらうのがベスト。

アイオリソースはニンニクの効いたマヨネーズのようなソースです。

・ワナカ/Edge Water Hotelのスコーン

スコーンの写真

こちらは番外編というかんじにはなりますが、ワナカにあるエッジウォーターホテルの中にあるレストランで注文できるスコーンが絶品なんです!

カフェやベーカリーに行くとスコーンは定番メニューで、デーツスコーンなどの甘いものやハーブやチーズが入ったセイボリー(しょっぱいタイプ)のものなどが売られています。

スーパーに行けば、ホットケーキミックスと同じような感覚でスコーンミックスが売られています。
家でも簡単においしいスコーンを作ることもできます。

ワナカのこのホテルのスコーンは注文してから作るので、出てくるのに20分ほど時間がかかるのですが、中はふわっとしていて外側は適度にカリッとしてとても美味しかったのを覚えています。

種類も様々ありますが、写真にあるものはプレーンスコーンにクリームとジャムのトッピングというオーソドックスなタイプになります。

さいごに

ニュージーランドには美味しい食べ物があふれています。もちろん、日本の食べ物も大好きですが、土地が違うとその土地で採れたり作られたものというのはさらにおいしく感じられるんじゃないかと思います。
ニュージーランドを訪れる際にはぜひ、いろいろ食べてみてください!