スチュワート島でラキウラトラックを歩く!
トランピングみなさん、こんにちは!
ニュージーランドはスキーシーズンも終わり、ハイキングシーズンの到来です。
クイーンズタウンはまだ風が冷たかったり、夜は冷え込んだりする日もありますが、最近はかなり暖かくなりました。
10月11~13日にラキウラトラックというハイキングコースを歩いてきたので、ご紹介したいと思います。
ラキウラトラックとは?
「ラキウラトラック」はニュージーランドで人気がある、そしてきれいに整備されているハイキングコース、「グレイトウォーク」の中の一つです。
ラキウラ国立公園の中に作られたハイキングコースになります。
全長が32㎞、これを2泊3日で歩いて行きます。
時間に限りがある方は1泊2日でも歩けるかと思います。
他のグレイトウォークのコースと違い、高低差が比較的少な目なんですが場所にっよっては泥沼が広がっているところがあるので、足元の泥対策は必須です。
そして大きな見どころと言えば、「野生のキウイが見られるかもしれない」ということです。
ニュージーランドの国鳥キウイですが、保護鳥に指定されており、野生のものにはなかなかお目にかかることができません。(動物園やバードセンターなどでは見ることができます。)
さて、今回のハイキングではキウイに出会えるのでしょうか?
ラキウラトラックの行程
スチュワート島の玄関口、Obanという町の近くからラキウラトラックを歩き始めます。
私たちは飛行機で島まで行ったので、午前中のフライトで着いて、ランチを済ませて出発という行程にしました。
島についてからホテルやバックパッカーズなどで1泊してから歩き始める人もいます。
ちなみに今回は、ラキウラトラックを歩き終わってからもう少し滞在してスチュワート島観光をしたのでその分の荷物も持っていきましたが、ラキウラトラックを歩く上で、これらの荷物はいらないので滞在予定であるバックパッカーズに預けることができました。
スチュワート島のほとんどの宿泊施設ではそのようなサービスがあるはずですので、いらない荷物がある時はぜひお願いしましょう!
ラキウラトラック~1日目~
1日目はObanを出発し、ラキウラトラックのスタート地点「Lee Bay」まで行き、宿泊する山小屋は「Port William Hut」になります。
Lee BayからPort William Hutまでは3~4時間、8.1kmの道のりです。
ObanからLee Bayまで送迎サービスもあるそうなんですが、天気も良かったので私たちは歩いて行きました。
車も通れる普通の公道になりますが、意外とここが長く感じました(笑)
だいたい1時間ほど、おそらく4kmほどの道のりがプラスされます。
森の中を歩いたり、ビーチ沿いを歩いたり、ゆったりと歩くことができるかと思います。
私は今回運動不足だったのと、荷物が思った以上に重くなってしまい若干の登りで息が上がりましたが、通常であれば険しい道のりではないはず...
ラキウラトラック~2日目~
2日目はPort William Hutから次の山小屋、「North Arm Hut」を目指します。
そこそこ歩く6時間、13㎞の道のりです。
大きな上りが2か所ほどありますが、それよりも泥んこ道の方がきついかもしれません。
外国人は気にせず歩いて行く人もおりますが(足跡を見る限り確実に泥にはまっている)、トラックの脇を通ったり、石や木の枝をうまく使って歩きます。
ここだけは長靴で歩きたいと思いました(笑)
North Arm Hutから少し降りたところにはビーチが広がり、干潮であればビーチを散歩することもできます。
翌朝は満潮で前日に歩いた場所は歩けなくなっていました。
ラキウラトラック~3日目~
3日目はNorth Arm Hutからゴール地点のFern Gully Road endまで歩き、さらにObanまで約2㎞、30分ほど公道を歩きます。
4~4時間半、11㎞の道のりです。
ほぼ起伏のない道のりになりますが、最後に地味にゆるい上り坂が待っています。
森の中をてくてく歩きますが、やはり泥んこ道も少しありました。
最後の分岐点で右に行くと「Ryans Creek Track」という海外沿いのトラックをプラスで歩いて町まで帰ることもできます。
ラキウラトラックの山小屋について
ラキウラトラックはグレイトウォークのひとつですので、トラックだけでなく山小屋もきれいに整備されています。
グレイトウォークの中でも山小屋のグレードがあり、グレードにより、またシーズンによっても宿泊料金が異なりますし、設備も異なっています。
山小屋の料金
大人 | 小人(17歳以下) | |
---|---|---|
夏シーズン(10~4月) | $24 | $12(※) |
冬シーズン(5~9月) | $22 | 無料 |
※ニュージーランドの永住権保持者、もしくは働けるビザを持っており、ニュージーランドに12ヶ月以上滞在している場合、小人は無料になります。
シーズンに関係なく、山小屋の予約は必須となっています。
山小屋の予約はこちら
山小屋の設備と持っていった方が良いもの
グレイトウォークの山小屋はグレード・料金によって設備が違うので要チェックです。
ベッド・マットレス
ラキウラトラックの山小屋にバンクベッドといって2段ベッドのような感じで寝るところがあります。
また、予約人数分の結構分厚いマットレスがあるので持っていかなくて大丈夫です。
水
水は雨水のタンクがあり、水道から出るようになっています。
「飲む場合は沸かしてください」といったサインがありますので、お腹が弱い方は沸かした方が良いでしょう。
私は面倒だったのでそのまま飲みましたが、特に体調を崩すこともなかったです。
水道は山小屋の中はもちろんなんですが、泥んこ道を歩き、汚れたものを洗えるようになのか、外にも設置されています。
ガス・調理器具など
ラキウラトラックの山小屋にはテーブルや調理台はありますが、ガスは設置されておりません。
調理器具も何もないので、すべて自分たちで持っていきます。
暖炉だけは設置されているので、寒いときは自由に使って大丈夫です。
私は家に暖炉がないのでつけ方がよくわからないんですが、心強い友人たちがつけてくれました。
トイレ
ラキウラトラックの山小屋のトイレは少し離れたところにある、ぼっとん便所が使えます。
設置はされてはいますが念のため、トイレットペーパーを持っていくと良いかもしれません。
その他
山小屋の中に入る時は登山靴は脱いで外に置いておきます。
トイレに行くときや外の水道を使いたいときなど、泥まみれの登山靴を履いていくのも面倒なので、サンダルっぽいものを持っていくと便利かと思います。
さいごに
今回はスチュワート島のラキウラトラックについての概要や行程について、山小屋の設備などをご紹介しました。
次回はラキウラトラックについてもっと詳しく、体験談をもとにお届けしたいと思います。
では、今日も一日、
愛と感謝