スチュワート島ってどんなところ?
ハイキング10月11~15日にニュージーランドのスチュワート島というところに行ってきました。
スチュワート島って何?どこにあるの?という方もいるかもしれませんので、まずはスチュワート島についての説明をちょこっとしたいと思います。
スチュワート島(Stewart Island/Rakiura)
<基本情報>
・面積:1,746㎢
・人口:400人前後
地図を見ていただくとわかりやすいと思いますが、南島よりさらに南のニュージーランドで3番目に大きな島で、南島の端から30㎞離れています。
マオリ語では「ラキウラ」と呼ばれており、「燃えるような空」というような意味になります。スチュワート島では時折オーロラも見ることができるのだとか。
スチュワート島で一番大きな町というのがOban(オーバン)というところで、フェリーや飛行機の発着、有名なハイキングコース「ラキウラトラック」へのアクセスポイントでもあります。
そして、一番有名なのが「野生のキウイに出会えるかもしれない」というとても貴重な場所だということ。
キウイというのはニュージーランドの国鳥で、ニュージーランドに生息している飛べない鳥の中の一種です。
現在は政府により手厚い保護活動が行われており、全体的な数は少なくはないのですが、より害獣が少ない場所で保護されているのでなかなか野生のものにお目にかかることができません。
スチュワート島はそんなキウイを間近で見れるかもしれないという特別な場所なんです。
<スチュワート島への行き方>
スチュワート島へはフェリーか飛行機でアクセスすることができます。
フェリーにするか飛行機にするかで発着場所が違うので要チェックです。
○フェリー
南島の最南端の町「ブラフ」というところからはスチュワート島行きのフェリーが運航しています。
時期によって変わると思いますが、だいたい夏の繁忙期は1日に3便、それ以外のシーズンは1日に2便出ているようです。
お値段は2020年10月現在で、
大人:$89(片道)/ $159(往復)
小人:$45(片道)/ $80(往復)※4歳以下は無料
となっております。
ブラフからスチュワート島まではフェリーで1時間ほどの道のりとなります。
天候にもよりますが、フェリーはかなり揺れる日があるみたいなので、船があまり得意ではない方は酔い止めを飲むか、飛行機で行くのをおすすめします。
ご予約はこちら→Stewart Island Experience Ferry
○飛行機
飛行機でスチュワート島に行く場合は、「インバーカーギル」という町に空港があるのでそこから飛び立ちます。
飛行機はだいたい1日に3便出ておりますが、平日か週末、夏シーズンかそれ以外によってスケジュールが変わるようなのでしっかり確認が必要です。
お値段は2020年10月現在、
大人:$130(片道)/ $225(往復)
小人:$85(片道)/ $140(往復)※4歳以下は無料
となっております。
飛行機であればインバーカーギルからスチュワート島まで20分ほどで到着します。
飛行機といっても小さなセスナ機(10人乗りくらい)なので、天候があまりにも悪い日にはキャンセルになる場合もあります。
ご予約はこちら→Stewart Island Flights
<スチュワート島でできること>
○ハイキング
スチュワート島にはご年配の方でも歩ける短めのハイキングコースから、1週間以上かけて島を1周できる泊りがけのトレッキングコースまでいろいろあります。
スチュワート島で一番高いところは1,000m弱なので、ほとんどのハイキングコースはものすごい坂道というのは他に比べてかなり少ないと思います。
私たちは今回「ラキウラトラック」という有名なハイキングコースを歩いてきたので、また後程こちらはご紹介します。
○キウイを探せ
スチュワート島では野生のキウイが見られるかもしれません。
キウイは夜行性なので、暗くなってから行動し始めます。
そのためキウイを探しに行くのも夜、夏時間だと9時過ぎくらいになります。
Obanというエリアの宿泊所に滞在する場合は、その宿泊所のスタッフがキウイがここで見られるかも、もしくはこの辺りで見た人がいるなどの情報を教えてくれると思います。
キウイを探しに行くときに気をつけたいのが、ヘッドライトの光を赤色にするということです。
キウイはもともと目がとても悪く、もし普通の白い光が当たってしまうと目が見えなくなってしまうんだそうです。
またキウイは目が悪い分、耳がとても良く人の声などを感じとるので、静かに探しに行きましょう!
自分で探しに行くのはちょっと自信がないという方はキウイ探しツアーに参加すると良いでしょう。
4時間ほどのツアーで近くの島までボートで行って2時間ほどガイドと一緒に散策できます。英語になりますが、ガイドがキウイについてたくさん教えてくれます。
このツアーでは、キウイが見れなかった場合はツアー料金の20%が返金になります。
ご予約はこちら→Wild Kiwi Encounter
○スターウォッチング
ニュージーランドの星空で有名なところは南島のテカポが星空保護区となっており、よく知られていますが、スチュワート島も星空保護区に指定されています。
私も今回スチュワート島に行って素晴らしい星空を見ることができました。泊りがけのハイキング中だったのでいい写真は撮れなかったんですが、目に焼き付けてきました。
Obanという町にはstar view pointがあり、夜に歩いて坂を少し登っていくと、きれいな星空が拝める場所もあります。
もちろん星空ツアーも催行されています。
ガイド付き(英語)でいろいろ聞きたい方は参加してみても良いかと思います。
ご予約はこちら→Stewart Island Stargazing
○Ulva Island(ウルバ島)
スチュワート島の本島の周りにはたくさんの小さな島々がありますが、その中で気軽に行けて、人気の島が「Ulva Island(ウルバ島)」というところです。
Obanの港からボートやウォータータクシー(ボートより小さくて速い)などが出ており、15分ほどでたどり着きます。
ウルバ島はニュージーランドの貴重な鳥の保護区となっておりますが、ご年配の方でも歩けるような比較的平たんなハイキングコースが整備されています。
1周するとだいたい3時間ですが、短めに回るコースもあります。
タイミングが良ければニュージーランドの本島(北島と南島)では見られない鳥にお目にかかれるかもしれません。
また、ニュージーランドの固有種の植物なども楽しむことができます。
こちらも今回の旅で訪れているので、後ほど詳しくご紹介します。
<さいごに>
今回はスチュワート島の概要についていろいろご紹介しました。
行くのにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、ニュージーランド人もゆっくり楽しむために訪れるというところです。
スチュワート島で暮らしている人たちもとても温かみがあり、すてきな場所でした。
急ぎ足でただ寄っていくのではなく、ゆっくりと訪れるのがオススメです。
次回はまたスチュワート島のハイキングについて、またウルバ島についてなどご紹介していきたいと思います。
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