ミルフォード・トラック~3日目~
トランピングみなさま、こんにちは~
あっという間にニュージーランドはスキー・スノーボードシーズンへ、そして日本は梅雨の時期になりました。
現在私は日本に一時帰国中でございます
寒いクイーンズタウンからちょっと暑い日本へ。梅雨に入ったので気温は思ったより上がっておらず(今のところ)少し安心しているところです。
4月の前半には1週間ほどの休みをいただき、南島の西海岸北部やエイベルタスマンコーストトラック、ワインが有名なマールボロ地方などをキャンピングカーを借りて回ってきました!!
今住んでいるクイーンズタウンは南島の南側。
北の方はこの辺りと違って暖かい気候で、山の植物も違うものがありました
こちらの旅についても後日ゆっくりブログに書いていこうと思います!!
<ミルフォード・トラック3日目>
※前回までのミルフォード・トラック
ミルフォード・トラック~1日目~
ミルフォード・トラック~2日目~
3日目はMintaro HutからDumpling Hutまで、14㎞の道のりを歩いて行きます。
この日は見どころがたくさんあります!!
ミルフォード・トラックの中で一番標高の高い部分、マッキンノン・パスという峠を越えたり、ニュージーランドで一番大きな滝、サザーランド・フォールズも見ることができます
ミルフォード・トラックのハイライトとも言える3日目
Mintaro Hutを出て、しばらく南極ブナ林の中を進んでいくと、徐々に登りになってきます。
植物の植生が変わり、ジグザグの道をどんどん登っていくと…
モニュメントが見えてきました!!
ミルフォード・トラックを海側からではなく、陸地側から開拓したクインティン・マッキンノンさんのメモリアルの石碑です。
記念碑の近くにはKea(キアもしくはケア)が。
山岳地帯に住む唯一のオウムの仲間です。世界的に見てもニュージーランドの南アルプス山脈付近でしか見られない貴重なニュージーランド原産の鳥です。
さらに登り続けると「マッキンノン峠」のサインが!
ミルフォード・トラックの中で一番標高が高い所で、1,154mあります。
※こちら、10月31日に歩いておりますのでハロウィーンコスチューム着用中でございます
マッキンノン峠のところにもKeaがたくさん。
写真をよく見て、Keaをさがせ!!
こちらはマッキンノン峠を少し下ったところにある緊急用シェルターのトイレから。
「世界一絶景のトイレ」と言われています
ここからはどんどん下っていきます!!
ちょうどマウントクックリリーがきれいに咲いておりました
11月~12月くらいに咲く高山植物です。リリーという名前がついているんですが、ユリ科の仲間ではなくてキンポウゲ科の植物になります。
この時はまだ雪崩の危険性があるということで、逆に緊急用のトラックへ。
前回3年前に歩いた時はまっすぐの正規ルートを進みました。
道の途中でとてもきれいなコルを発見
ソフトツリーファーンという木のようなシダ植物の芽になります。
マオリ語でコル。新しい始まりを意味します。
3日目はあと残すところ1時間というところまで歩いてくるとガイド付きウォーク用の山小屋に到着します。
そちらでは隣の小さなシェルターでコーヒーと紅茶を頂くことができます。
このシェルターに荷物をちょっと置いておいて、ここからサイドウォークを歩きに行きます。
だいたい片道45分ほどの道を歩いて行くと…
近づきすぎてわかりにくいですが、落差580mのサザーランド・フォールズです
ニュージーランドで一番大きな滝になります。(世界では6番目)
水しぶきすごかったです
僕も見てよと言わんばかりのKea。
この表情がたまりません。
この日はたくさん出没したKeaでした
木の奥に隠れているのがDumpling Hutのキッチンや共有スペースがある建物です。
後ろの山がとても神秘的
写真を撮っている辺りから後ろ側にバンクベッド棟、右側にトイレがあります。
ここにはサンドフライが結構います。
サンドフライはショウジョウバエみたいな姿をしていますが、ブヨみたいなもので噛んできます。
噛まれるとかなりかゆいです
人によってはとても腫れてしまう人もいますが、虫よけがあまり効かないような気もします。
噛まれていると段々免疫がついてきて平気になるという説もあったり。
ということで、Dumpling Hutに到着となります!!
今回は天候に恵まれて素晴らしい景色を見ながらマッキンノン峠を越えることができました。(前回は全く何も見えませんでいた)
実はサザーランドフォールズから戻ってきてから大雨が降りだしてきて、最後の1時間だけずぶ濡れでした
山小屋に着いた後は暖かいコーヒーやスープで体を温め、みんなでゆっくり過ごしました
それでは、今回はミルフォード・トラック3日目について書いてきました。
この日はやはり絶景としか言いようのない素晴らしい景色でした
ハロウィンとも重なったのでコスチュームをわざわざ重い荷物の中に忍ばせて行ったのも良い思い出です
次回は最終日、4日目について書いていきたいと思います
今日も一日、愛と感謝