ミルフォード・トラック~1日目~
トランピングみなさん、こんにちは
先日はワーホリについての最後のブログを更新したので、早速ハイキングについての記事を書きたいと思います!!今年は昨年よりもう少し頻繁にブログの更新をできるように頑張ります
今回はニュージーランドと言ったらまずこれ!というほど有名なミルフォード・トラックです
まずはニュージーランドのハイキングコースの概要から少し触れていきます。
<ニュージーランドのハイキングコースについて>
ニュージーランドのハイキングコースというのは本当にたくさんあるんですが、そのほとんどがDOC(Department Of Conservation)という政府の環境省のようなところに管理されています。
30分くらいのお散歩コースから1日かけて6~8時間歩くコース、何泊かで歩いて行くコースなどなどレベルもたくさんあります。
その中でも人気が高く、お金をかけて整備されているコースがありGreat Walk(グレイトウォーク)と言います。現在は全部で9ヶ所、4月から新たにもう一つ加わるとのことです。
現在は北島に3つ、南島に5つ、スチュワート島に1つあります。4月に加わるのは南島のウエストコーストのあたりです。今後さらにいくつか加わるコースがあるかもしれません。
<Great Walk(グレイトウォーク)の予約について>
Great Walkはだいたい泊りがけで歩いて行くコースとなっており、山小屋の予約が必須になります。予約はDOCのホームページ(下記参照)からできますが、人気のあるコースはもうすでにいっぱいです。
ニュージーランドのハイキングシーズンは10月後半から4月中旬くらいまでで、毎年5~6月に次のシーズンの山小屋の予約が始まります。
一番人気のシーズンというのが比較的天気が安定している11~2月ですので、予定を立てられる方は早めに予約するのがいいと思います。
Department Of Conservation BOOKING
<ミルフォード・トラックについて>
Great Walkの中で一番人気のコースがミルフォード・トラックというコースになります。南島のテアナウという町から行けるコースで全長53.5㎞、3泊4日で歩いて行きます。ゴール地点は有名な観光地ミルフォード・サウンドとなります。
1本道となりますので、スタート地点とゴール地点が違います。さらにハイキングの始めと終わり両方ともボートに乗りますので、ボートの予約、帰りのバスの予約も忘れずに!!
一番人気なので山小屋のお値段も一番高いです。今年度から外国人料金というものが発生したので、現在は山小屋一泊がNZ$140/日です。ニュージーランドに住んでいる人(就労ビザを持っている人も)はNZ$70/日になります。
毎年徐々に値段が上がっているので来年度もまたさらに高くなる可能性があります。
昨年10月の終わりにこのミルフォードトラックを歩いてきたので、その時の様子をレポートしていきたいと思います。
<ミルフォード・トラック1日目>
クイーンズタウン→テアナウ→テアナウダウンズ→グレードワーフ→クリントンハット(1日目の山小屋)
私はクイーンズタウンというところに住んでいるので、ここからの道のりとなります。
クイーンズタウンからテアナウダウンズというところまでは車です。バスも出ておりますので、必要であればこれもDOCのホームページから同時に予約できます。
テアナウダウンズでボートに乗ります。
テアナウダウンズ船着き場
ボートクルーズ中には所々でゆっくり走ってくれて、説明があります。
これはクインティン・マッキンノンという人のお墓。ミルフォード・トラックで一番標高の高い所、マッキンノン峠(1,154m)を発見した人です。
彼はある時クジラ漁に出て、そのまま帰らぬ人となりました。後にこの場所から彼が乗っていたボートが発見されたのだそうです。
1時間少々のボートクルーズの後、グレードワーフに到着!
今回一緒に行った仲間たち
まだ始まったばかりなので、元気いっぱい
ここはグレード・ハウスと言って、ガイド付きウォークの人たち専用の山小屋。
ミルフォード・トラックではガイド付きのツアーも催行されています。これはかなり立派なロッジなのでベッドで寝れるし、シャワーも浴びれます。ご飯もコース料理が出てきたりしますので、4日分の食料を持っていかなくても大丈夫です。
もちろんお金はもっとかかりますが、重い荷物を運ばなくても良いので体力に自信のない方はこちらがおすすめです。お値段はお部屋の種類によって異なりますが、全工程でNZ$2,250~3,300くらいです。
ガイド付きウォークご予約は下記URLをご覧ください。
Ultimate Hikes
ガイド付きウォークの山小屋をチラ見し、個人ウォークの私たちはそのまま進んでいきます。
きれいなクリントン川が流れています。
この吊り橋はまあまあ揺れますが、10人まで一緒に渡れます。
吊り橋からグレード・ハウスが見えます。
下にはウナギやトラウトマスが泳いでいる時も!
ここは途中のサイドウォーク、「Wetland」というところ。ボードウォークになっており、5分くらいで歩けます。
きれいな谷が広がり、特殊な植物もあったりしますが、10月の後半だとまだ花は全然咲いておらず。
そしてあっという間に1日目の山小屋に到着。
クリントンハットというところ。
1日目は移動が多いです。実際歩いている時間というのはだいたい写真を撮りながらゆっくり歩いて2時間程度。距離にしたら5㎞ほどです。
◎山小屋について
ここでGreat Walkの山小屋について少し説明をしたいと思います。
バンクベッドは早い者勝ちなので着いたらすぐ荷物を置いて、入口のドアのあたりに掛けてある用紙に自分の予約番号を記入します。バンクベッドにはそれぞれ番号がついています。
各山小屋では夜の7~8時頃にハットトークと言って、山小屋に駐在しているDOCのスタッフがお話しをしてくれます。山小屋の歴史や周辺に生息している動植物、次の日の天気などを話してくれます。それと同時に予約番号の確認などを行います。
私は個人的にこれが好きで、毎回楽しんで聞いています
ちなみにキッチンにはガスコンロがあります。シーズン中はガスボンベは持っていく必要がありません。チャッカマンかライター、もしくはマッチがあったら良いかと思います。
水も雨水を貯めてあるのでそれを飲むことができます。心配であれば沸かした方がいいですが、私は今までニュージーランドの水でお腹を壊したことはありません。
各山小屋で水を補給できるので、大きなペットボトル等で水を運ぶ必要はありません。
トイレは建物から離れたところに水洗トイレが設置されています。
しっかり夕食を食べて、ハットトークを聞いたら、友達や他の人たちとおしゃべりして次の日に備えます。キッチンは10時消灯となります。
天気が良ければ夜中に外に出て、星を見るのも良いでしょう!!天の川も肉眼でしっかり見えると思います
ミルフォード・トラックでは全工程が決まっているので、山小屋に泊まる人たちというのは毎日一緒です。ここでいろいろな国の人たちと交流することもできるのも醍醐味です
それでは、次回はミルフォード・トラック2日目について書いていきたいと思います
今日も一日、愛と感謝
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